Ｋｕｒｉ３’ｓ乱読月報
1998,10,27　更新

ども。寒いです。で、アップデート、サボりました。うはは。
今月も数が読めていないのは、昼間も夜も寝てばかりいるからです。どうも、眠くて仕方がない。病気かもしれない。げほげほ。
・・・おいおい

プラスティック　井上夢人　双葉文庫

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眠くて仕方がない・・・はずが、一気読みした。

なにをコメントしてもネタバラシになりそうなので、困惑してしまうな。書店の棚で、この本に呼ばれた人は、買ってください。面白いから。

悪魔の発明　井上雅彦監修　溝済堂文庫

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異形コレクション�Wを今ごろ読む。って、書店で見つからないのだから仕方がない。コンビニでだって、出たその月でないとなかなか手に入らないのだから。というわけで、見かけたら買うように。

ジャンルを超越した現代作家の短篇集という意味でも、貴重。

量子宇宙干渉機　ジェイムズ・Ｐ・ホーガン／内田昌之訳　創元ＳＦ文庫

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ホーガンの量子論的多元宇宙ＳＦ。読むしかないでしょう。

へたなＳＦよりも、現代物理学のレポートを読んだ方が面白い。というのは、その昔、誰かから聞いたコトバだったような気がするのだが、Ｋｕｒｉ３は論文を読む趣味はないので、こうして小説を喜んで読むわけだ。

量子論なんか知らなくても、多元宇宙というＳＦのアイディアを面白いと感じる人なら、面白く読めてしまうから大丈夫。

時空ドーナツ　ルーディ・ラッカー／大森望訳　ハヤカワ文庫ＳＦ

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ラッカーの事実上の処女長編。

中身については、言わずもがなのラッカーですから。はい。

河童が覗いた仕事師１２人　妹尾河童　新潮文庫

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河童が覗いた・・・というと、妹尾河童さんの旅先でのスケッチかと思うが、これは対談集で、ちなみにあの俯瞰図もない。

単行本は昭和６２年の刊行だから、１２年前の対談ということになる。

帝国大海戦　伊吹秀明　学研歴史群像新書

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おや、架空戦記物は読まないのではなかったか？

著者から頂いたので・・・というゲンキンな理由で読む。現在刊行中のシリーズ６冊を頂き、うち４巻まで読了。８巻で完結予定とか。

で、どうかというと、伊吹氏からは、「戦艦マニアのために書いているから、あなたには面白くないでしょう」とあらかじめコメント頂いたが、氷山空母（これは買って読んだ）などで文体に慣れているためか、すいすいと面白く読めちゃったのですね。（意外デスカ？）

原因を探ってみると、戦艦の描写もさる事ながら、登場人物が興味深いってところでしょうか。とくに提督とかいった戦史的に重要な人物ではなくて、一介の飛行機乗りとかね。このひと、この後どうなったんだ、という興味で、次の巻へと手を伸ばしてしまうのでありました。（一巻ずつ発売を待って読んでいる人は、次巻発売が待ち遠しいだろうなあ。）

数を読んでいないと思ったら、帝国大海戦シリーズを４巻まで読んだということで、結構読んでいたことが判明。これで漫画も入れると、結構な数が書庫に積みあがっていくことになる。しまった、物理的に家が傾く、か？

ということで、また来月。

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