Ｋｕｒｉ３’ｓ乱読月報
1998,05,25　更新

ども。第一回目から、ちょうど一ヶ月のご無沙汰であります。
ミナサン元気にＳＦしてますか？

この春は、ＳＦ（Ｘ）映画が目白押しで、本なんか読む暇ナイよ。と、いう方もいらっしゃるでしょ。Ｋｕｒｉ３メは、とりあえず「エイリアン４」と「スターシップ・トゥルーパーズ」を観なくちゃね。と、思っているくらいデス。なにしろ、映画一本観る分で文庫なら４冊買えちゃうんだから。映画って高い趣味だワ。

さて。Ｋｕｒｉ３メが一ヶ月間に読んだ本を、ずらずらっと陳列いたしますのが乱読月報本来の姿でございます。
と、いうわけで本来の姿に立ち戻りまして、さっそく、ずらずらといっちゃいましょう。

瑠璃の箱船　夢枕　獏　文春文庫

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「私小説風小説」

作家志望の人に、特にお勧め。

夢枕さんの小説には、人を引き込む力があって、ぐいぐい読まされてしまう。その秘密が、少し、わかったかもしれない。

瀧夜叉　皆川博子　文春文庫

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「たまご猫」が気に入ったので、長いのも読んでみたくなって、購入。

歌舞伎、平安朝、平将門、安倍清明・・・どれかに思い当たるものがある人に、お勧め。

塗仏の宴　京極夏彦　講談社ノベルス

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重い。内容が、ではなくて、本が。

買ってしまってから、いつも後悔するのがこの人の本の重量で、新書のくせに読んでいると重さで肩が凝る。で、横になって読むと、これが気持ち良く眠れてしまうんですな。

一冊で二週間は楽しめる、お得な本。すぐ寝ちゃうからね

陋巷に有り　３　媚の巻　酒見賢一　新潮文庫

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妖しいねーちゃんが好き。おい

けなげな娘も、好き。紹介になってないって

渋いおぢさんも、ぐーたらなおやぢも、好きだぞ。あー

タイム・リーパー　大原まり子　早川文庫ＪＡ

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中身はタイトルで判るし、作者が大原まり子なんだから、それだけで充分でショ。

コムズカシイ事はヌキにして、楽しめばよろしい。

大ハード。　未来放浪ガルディーン外伝２　火浦　功　角川スニーカー文庫

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「出たのか」の一言に尽きる。最初のガルディーンシリーズ「大熱血。」が角川文庫から出たのが、元号平成ならぬ昭和だった頃。ほらね、十年（ヒトムカシ！）も経っている。まぁ、いいけど。書く奴も書く奴だと思うが、買う奴も買う奴だな。うん。

次は何年後だろう？　期待して待つ。なにを期待しているのかナ・・・

こちらも、コムズカシイ事はヌキに楽しめる本。シリーズ本編「大熱血。」「大暴力。」も、スニーカー文庫から再刊されているので、新しい読者も安心。

ホーカス　ポーカス　カート・ヴォネガット／浅倉久志訳　早川文庫ＳＦ

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ヴォネガットだから。・・・ハードカバーは買わないくせに

４月は仕事にあぶれて暇だったはずなのに、なんでしょうこの読書量の少なさは。
一ヶ月７冊とはまた情けない。齢にはカテネェ。ゲホゲホ・・・よしなさいって

ということで、また来月。

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